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台湾海峡に軍艦を再派遣、米国が検討か=ロイター


ニュース 政治 作成日:2018年10月22日_記事番号:T00079951

台湾海峡に軍艦を再派遣、米国が検討か=ロイター

 ロイター通信の報道を基に21日付中国時報が伝えたところによると、台湾海峡における航行の自由を確保するため、米国が同海域に米軍艦船を再度派遣することを検討しているもようだ。実行した場合、米中間の緊張が高まる恐れがある。台湾外交部の李憲章報道官は「裏付けの取れていない報道であり、コメントしない」と語り、国防部の陳中吉報道官も「関連情報は入っていない」とコメントした。

 今年7月7日、米海軍のミサイル駆逐艦「マスティン」と「ベンフォールド」が台湾海峡を北へ向けて通過。再度、軍艦を通過させた場合、トランプ米大統領が米国の台湾政策に変更が無いことを中国政府に示すことになると受け止められている。報道によると18日にシンガポールで開催された拡大東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議(ADMMプラス)に出席したジェームズ・マティス米国防長官は、同問題について自ら中国の魏鳳和国防部長に説明し、両国の緊張を緩和し衝突のリスクを引き下げるべきと語ったとされる。

 なお今年9月28日には、オーストラリア海軍のフリゲート艦「メルボルン」が台湾海峡を通過。米国に対する支持を表明したものとみられ、中国政府は不満を抱いていると専門家は指摘している。