ニュース 電子 作成日:2018年10月23日_記事番号:T00079957
スマートフォン用チップ大手、米クアルコムのクリスティアーノ・アモン社長は22日香港で講演し、来年上半期には市場に第5世代移動通信(5G)規格に対応したアンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマホが登場するとした上で、「5Gが人工知能(AI)と共に発展することを有望視している。好況は長続きする」との見方を示した。23日付経済日報が伝えた。
業界でも5G実用化でスマホの買い替えラッシュが起きると予想されている。クアルコムだけでなく、台湾積体電路製造(TSMC)、日月光半導体製造(ASE)などサプライチェーン全体が恩恵を受けるとみられている。
クアルコムのライバルである台湾の聯発科技(メディアテック)はやや異なる。同社は2020年から5G機種への買い替えラッシュが起きると予測し、大量普及段階でシェア拡大を目指す構えだ。
証券業界は5G時代の到来で、メディアテックのモバイルデバイス向けプラットフォームの業務拡大に追い風が吹くとみている。メディアテックは来年上半期にも5Gモデムチップ「M70」を発表し、下半期にも出荷を開始する見通しだ。5GのSoC(システム・オン・チップ)は20年以降、業績に貢献するとみられる。
ネットワーク機器も5G商機
このほか、▽鴻海精密工業▽智邦科技(アクトン・テクノロジー)▽明泰科技(アルファ・ネットワークス)──は、5G移行に伴うバーチャル化、ソフトウエア・デファインド・ネットワーキングといったネットワーク改革に積極的に参入。▽明泰科技▽合勤科技(ザイセル・コミュニケーションズ)▽中磊電子(サーコム)▽智易科技(アルカディアン・テクノロジー)▽正文科技(ジェムテック・テクノロジー)──は小型基地局分野に参入する。
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