ニュース 石油・化学 作成日:2018年10月23日_記事番号:T00079967
台湾中油(CPC)が品質基準を満たさないガソリンを出荷していた問題で、同社の戴謙董事長は22日、立法院経済委員会に出席し、10月1日から21日に問題のガソリンスタンドでオクタン価95の無鉛ガソリンの給油を受けた消費者には、レシートと引き換えに全額返金に応じた上、無料で同量のガソリンを提供すると約束した。補償費用は約4億台湾元(約14億5,000万円)を見込む。23日付経済日報が伝えた。
ガソリンの「買一送一」(1点購入で2点目無料)で、CPCブランド信頼度の回復を狙う(中央社)
今回問題となった不合格ガソリンを長期使用すると、自動車部品の銅片腐食、燃料メーターの測定器故障で正確な燃料残量が表示されなくなるなどの不具合が生じる可能性がある。CPCはこうした不具合の修理補償期限を今年末までとしていたが、来年6月まで半年延長することを決めた。
CPCによると、不合格ガソリンの出荷量は6万4,000キロリットルで、北部から中部にかけてのガソリンスタンド577カ所に出荷された可能性があるという。CPCはこれまでに102カ所のガソリンスタンドで販売されたガソリンに問題があったことを突き止めた。
経済部はCPCに今回の事態に関する検討報告の提出を求めており、来週中には処分も発表される見通しだ。
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