ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年10月24日_記事番号:T00079988
亜鉛めっきコイルの生産、輸出が中心の▽燁輝企業(YP)▽盛餘(SYSCO、センユースチール)▽裕鉄企業(PTEC)──は例年10月下旬に翌年1月の受注を開始するが、今年は12月の受注も満杯になっておらず、受注目標を30~50%下回っているようだ。米中貿易戦争の影響で需要が縮小しているとみられる。亜鉛めっきコイルなどの輸出オファー価格は第3四半期と比べ1トン当たり40~50米ドル下落したが、依然として需要が高まっておらず、業界では来年第1四半期まで景気低迷が続くと予想されている。24日付経済日報が報じた。
3社はいずれも中国鋼鉄(CSC)の大口顧客だ。ある上場単圧メーカーは、CSCは11~12月の熱延の台湾市場向け価格を1トン当たり300台湾元(約1,090円)引き上げる予定で、既に受注競争力を失った川下の輸出企業にとって大きな圧力になり、CSCへの発注量が減少する可能性があると指摘した。
CSCは11月下旬に来年第1四半期の製品価格を発表する見通しで、業界では5四半期続いた値上げが止まり、小幅に値下げする可能性もあるとみられている。
CSCは、各種データによると鉄鋼市場の見通しは依然明るいが、川下顧客の状況を注視していくと表明した。
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