ニュース その他製造 作成日:2018年10月24日_記事番号:T00079993
ベルトコンベヤー最大手、鑫永銓(HYC)が開発した熱可塑性複合材料が、日本のスーツケース最大手、エース(本社・東京都渋谷区、森下宏明社長)が9月に発売した「PROTECA(プロテカ)」ブランドの「Aeroflex Light(エアロフレックス ライト)」に採用された。同社は熱可塑性複合材料でさまざまな分野の商機開拓を狙う考えだ。24日付経済日報が報じた。
プロテカブランドの「エアロフレックスライト」。同ブランドの前最軽量モデルから約30%の軽量化を実現した(エースリリースより)
「エアロフレックスライト」は重量1.7キログラムで、史上最軽量をうたう20インチサイズで価格は5万8,000円(税抜き)。HYCの第1次受注は3万個分だ。HYCは歩留まりを調整中で、現時点では十分な供給対応ができないが、来年には生産量を増やせるとみている。
ただ、来年になってもスーツケース向け熱可塑性複合材料の売上高構成比は10%未満にとどまる見通しだ。それでも同製品は軽量、強じん、加工のしやすさといった特徴から広い用途があるため、今後は電気自動車(EV)用部品や自転車用フレームなどの商機獲得を期待している。
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