ニュース 運輸 作成日:2018年10月24日_記事番号:T00080001
港湾運営会社の台湾港務公司(TIPC)は23日、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)、徳翔海運(T.S.ラインズ)、台湾航業(TNC)、中華郵政との合弁で、東南アジア方面での地域海運網構築や現地港湾インフラ整備を目的とする新会社「台源国際控股(TFI)」を今月10日、シンガポールで設立したと発表した。24日付工商時報が報じた。
TFI設立を発表した関係者ら。将来はさらに多くの台湾業者と提携を進めたい考えだ(TIPCリリースより)
TFIの初期の実収資本金は4,000万米ドルで、出資比率は▽TIPC、36%▽ヤンミン、34%▽TNC、15%▽中華郵政、10%▽T.S.ラインズ、5%──。同社董事長にはTIPCの陳劭良副総経理が、総経理にはヤンミンの王永凱協理が就任した。現在、マレーシア・ペナン州のコンテナヤードへの投資について商談を進めており、来年明けにも董事会で決定する予定だ。なお、ジャカルタでの投資計画も持ち上がっていたが、現地の市況から見送りを決めたという。
ヤンミンの謝志堅董事長はTFIの設立について、台湾企業は、米中貿易摩擦の激化や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)構想に伴う関税問題に直面し、東南アジア進出は不可避で、海運業者も足並みをそろえたと説明した。
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