ニュース 電子 作成日:2018年10月25日_記事番号:T00080017
工業技術研究院(工研院)は24日、国際単位系(SI)における質量の新基準となるシリコン単結晶球体原器に関する技術シンポジウムを開き、最新のシリコン単結晶球体原器に基づく新定義を半導体、航空宇宙などの精密産業に応用していくことを宣言した。25日付経済日報が伝えた。
工研院がドイツから購入したシリコン単結晶球体原器。世界2体目で、1体目はPTBが保有する(24日=中央社)
これまでキログラムという単位の基準となってきた「国際キログラム原器」は質量が変化するため、基礎物理定数の一つであるプランク定数に基づく新たな定義が採用され、誤差が生じないシリコン単結晶球体原器が世界的に2019年5月から導入される。
工研院のシンポジウムに出席したドイツ物理工学研究所(PTB)のヨアヒム・ウルリッヒ所長は「台湾は半導体の生産で世界をリードしており、精密な質量測定は競争力を維持する上で堅実な後ろ盾になる」と指摘した。
工研院は今後、PTBを戦略パートナーとして、新定義の普及に努め、台湾の科学技術の発展と革新を支援していく構えだ。
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