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液晶テレビ用チップ、受注が下半期に延期


ニュース 電子 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00008004

液晶テレビ用チップ、受注が下半期に延期

 
 米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題や原油高などの影響で、液晶テレビ用チップの需要が弱まり、聯発科技(メディアテック)や米トライデント、STマイクロエレクトロニクスなど関連メーカーの5月以降の受注が下半期に延期されている。これに伴い、ファウンドリーや後工程パッケージングメーカーのライン稼働率が下落しているという。9日付工商時報が報じた。
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 聯発科は先月、連結売上高が前月比15%減の70億台湾元(約242億円)に落ち込み、今月もさらに減少する可能性がある。

 また、携帯電話やMP3、デジタルフォトフレームなどコンシューマエレクトロニクス製品の需要も落ち込んでおり、このためLCDドライバICの聯詠科技(ノバテック)や旭曜科技(オリーゼ・テクノロジー)は5月の売上高が前月比で減少、出荷量も減少傾向にある。今月の売上高も減少が続く見通しだ。

 また、当初は受注が満杯になると予想されていた、LCDドライバICのパッケージングの飛信半導体(ISTインターナショナル・セミコンダクター)と頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)も、先月下旬から受注が減少しており、第3四半期の受注も大幅に減少するとみられている。