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群創、6世代工場が上棟


ニュース 電子 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00008005

群創、6世代工場が上棟

 
 鴻海集団傘下の群創光電(イノルックス・ディスプレイ)の液晶パネル第6世代工場(新竹科学工業園区竹南基地、苗栗県)が7日、上棟式を迎えた。式典に出席した郭台銘鴻海集団董事長は、「群創の6世代工場は最速の工法を採用しており、近いうちに機器を設置できる」と述べた上で、「台湾メーカーの中では最後の6世代工場設置となったが、内部目標は月産15万枚規模で、単独の工場としては域内最大の生産能力を持つことになる」との見通しを語った。9日付電子時報が報じた。
 
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 群創の新工場は、奥行き338メートル、幅142メートル、高さ49.5メートルの規模で、12月中に機器設置、2009年3月に試験生産、同年5月の出荷開始を目指す。計画では09年末には単月のガラス基板投入枚数を9万枚、10年末には12万枚としたい考えだ。ただ、段行建群創董事長も、最終的な生産能力目標は15万枚としている。

 郭台銘董事長はまた、群創は中小型パネルからIT(情報技術)製品、また6世代工場稼働後にはテレビパネルの供給と、各製品領域でのさらなる発展が見込めると語った。さらに、鴻海集団のパネル需要は今後さらに増え、群創はその4割を自給、6割を外部調達とすることを目標として垂直統合と技術開発を進めるとの抱負を示した。