ニュース 電子 作成日:2018年10月29日_記事番号:T00080065
29日付工商時報によると、米クアルコムは次世代のスマートフォン用旗艦チップを既にテープアウト(設計完了)しており、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の7ナノメートル製造プロセスを採用するもようだ。業界関係者によると、同チップは量産を開始しており、来年第1四半期に1機種目の搭載端末が市場に登場する見通しだ。
クアルコムは現在、スマホ用チップ「スナップドラゴン8」シリーズを、主にサムスン電子の10ナノプロセスを採用して生産している。
サムスンは、極端紫外線(EUV)リソグラフィー技術を導入した7ナノプロセスによる生産を開始したと発表した。これより早くTSMCは、7ナノプロセスによる量産に入っており、アップルや華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が自社開発のスマホチップで採用している。
このため、クアルコムも発売スケジュールを考慮して、次世代の旗艦チップ量産でTSMCの7ナノプロセス採用を決めたとみられる。新チップは、人工知能(AI)処理用ニューラルプロセッシングユニット(NPU)を搭載するほか、第5世代移動通信システム(5G)モデムをサポートする製品となると予想されている。
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