スイス銀行大手ＵＢＳが26日発表した世界富豪人口調査によると、2017年時点で資産が10億米ドルを超える大富豪が全世界に2,158人おり、台湾人がこのうち35人を占めた。台湾人大富豪の総資産は844億米ドルで、前年に比べ12％増加した。台湾人大富豪の平均資産は24億米ドルで、全世界平均の41億米ドルよりは少なかった。27日付経済日報が伝えた。
35人のうち24人は自ら起業した実業家で、11人は事業を継承した実業家だった。平均年齢は69歳で全員が男性だという。人数は前年に比べ５人増えた。新たに大富豪の仲間入りをした５人は金融サービス業、ハイテク業、原材料製造の各業種だという。
ＵＢＳは大富豪の実名を公表していないが、経済誌フォーブスが今年３月に公表した富豪ランキングでも台湾から35人がランクインしている。トップは鴻海精密工業の郭台銘（テリー・ゴウ）董事長（85億米ドル）で、世界ランキングは181位だった。
