ニュース 政治 作成日:2018年10月29日_記事番号:T00080083
検索サイトグーグルでの検索トレンドを分析できる「グーグルトレンド」によると、11月の統一地方選挙で6直轄市長選の候補者のうち、高雄市長選に国民党から出馬した韓国瑜候補の検索人気度が柯文哲台北市長の3倍に達し、有権者の圧倒的関心を集めていることが分かった。28日付中国時報が伝えた。
韓氏は現時点でネット人気ナンバーワンの候補者といえる(28日=中央社)
グーグルトレンドによる分析が注目を集めるのは、前回2014年の統一地方選で、選挙前の検索で上位だった候補が当選したケースが6直轄市のうち5市を占めたためだ。現状で与党民進党が検索量で大きくリードしているのは、桃園市の現職、鄭文燦氏だけで、同党にとっては旗色が悪い状況だ。
高雄市は長年民進党の地盤だったが、今回は韓候補がじわじわと支持を伸ばしているとされる。こうした中、グーグルトレンドでみた各候補者の検索人気度は、韓候補の50ポイントに対し、民進党の陳其邁候補はわずか7ポイントにとどまっている。
台北市長選の候補者の検索人気度は現職の柯文哲候補が50ポイントに対し、民進党の姚文智候補が8ポイント、国民党の丁守中候補が6ポイントと柯候補の優勢が揺るがない。
新北市長選では民進党の蘇貞昌候補が58ポイント、国民党の侯友宜候補が43ポイントと接戦だ。桃園市では民進党の現職、鄭文燦候補が35ポイントで、国民党の陳学聖候補の17ポイントをリード。台中市長選では国民党の盧秀燕候補が27ポイント、民進党の現職、林佳龍候補が22ポイントと接戦だ。
台南市長選は無所属の林義豊候補が32ポイントで、民進党の黄偉哲候補の15ポイント、国民党の高思博候補の13ポイントをリードしているが、林候補が最近「アニメロックDJ音楽節」というイベントを開いた影響とみられ、実際の支持動向とはかけ離れている可能性がある。
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