ニュース 電子 作成日:2018年10月30日_記事番号:T00080090
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)傘下のインダクター大手、奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)は、米中貿易戦争の影響でチップ抵抗器の受注が減少したため、増産ペースを減速すると明らかにした。9月から受注が減少し始め、6月と比べ30%減少したという。同社は年内に月産能力を400億個へと、現在の360億個から拡大する予定だった。30日付経済日報が報じた。
チリシンのチップ抵抗器は主に傘下の旺詮(ラレック・エレクトロニック)が手掛けている。チリシンの売上高のうちラレックの売上高は35~38%を占めるが、10月に30%前後まで低下すると予想されている。
ラレックは現時点でチップ抵抗器の値下げは行っていない。
この他、チリシンは、傘下の磁気材料メーカー、飛磁(フェロクスキューブ)の東莞(中国広東省)工場で28日夜に火災が発生したと明らかにした。数千万台湾元(1元=約3.63円)相当の製品と出荷に影響が出たが、損失額は火災保険の保険金支払いを受け大幅に減少する見通しだという。
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