ニュース 運輸 作成日:2018年10月31日_記事番号:T00080128
18人が死亡した台湾鉄路(台鉄)のプユマ(普悠瑪)号脱線事故で、尤振仲運転士(業務上過失致死で逮捕、保釈中)が、過去1カ月間に内勤で2回の超過勤務を行っており、そのうちの1回は労働時間が17時間41分に達していたことが労働部職業安全衛生署(職安署)の調査で分かった。尤運転士は昨年、向精神薬アンフェタミンを使用していたことも分かっており、慢性的な過労に悩まされていた可能性がある。31日付蘋果日報が報じた。
自身もけがを負った尤運転士は29日に病院を退院した。その際、病院に対する感謝の言葉を娘に代筆させ、病院に渡したという(中央社)
職安署によると、尤運転士の労働時間が長かったのは11日から12日にかけてで、12日のダイヤ改正への対応で11日朝から午後5時まで働いた後、午後11時ごろから翌朝8時まで働いた。前週の5日の労働時間も13時間1分に達していた。
ある台鉄の運転士によると、早朝や深夜の運転は疲れ、前日にうまく睡眠が取れずに居眠りをしたことが何度かあるという。足をつねったりして眠気を覚ます他、列車にも警告音が鳴る居眠り防止装置があると説明した。
台鉄は列車の運転士に対し、11月9日までにアンフェタミンやモルヒネの使用の有無を調べる尿検査を受けるよう通知した。同社は、運転士の毎日の平均労働時間は6時間で、過労状況にはないと説明した。
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