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隈研吾氏設計ピラミッド建築、台中花博に登場


ニュース 社会 作成日:2018年10月31日_記事番号:T00080134

隈研吾氏設計ピラミッド建築、台中花博に登場

 11月3日に開幕する台中世界花卉博覧会(台中フローラ世界博覧会、台中花博)の展示場内で29日、著名な日本人建築家、隈研吾氏が設計したピラミッド状の一風変わった木造建築「三角積木概念館」がメディアに公開された。記者会見に出席した隈氏は「幸福感が得られるよう自然の材料を使用した」と説明。「大人も子供も中に入って穏やかな気持ちになってほしい」と語った。

/date/2018/10/31/18kakomi_2.jpg三角積木概念館。花博の目玉の一つとなりそうだ(29日=中央社)

 「三角積木概念館」は大手デベロッパー、台湾土地開発(台開、TLDC)が花博の企業パビリオンとして隈氏に設計を依頼し、后里馬場森林園区に建設したもの。木材を三角に組んだ構造物をピラミッド状に積み上げた構造で、隈氏は「小さいころから積み木遊びが好きだったが、三角形は家具も建物も作れる」と語り、「三角積木概念館」は生物的な建築物であり、無限に拡張させることが可能と説明した。

 なお、来年4月24日までの花博開催期間中、同パビリオンでは、台開が新竹県で栽培する1,200種類以上のツバキを順次、展示する。また入場者が館内でツバキを鑑賞する際、まだ開花していない場合はスマートフォンの近距離無線通信(NFC)機能を使ったり、QRコードを読み取ることで、名称、品種名、特徴などを紹介するデジタルサービスも提供する。

 なお台開は11月14日まで、フェイスブック(FB)上で、三角積木概念館に使用された「三角積木」の数量当てコンテストを実施する。正解者の中から抽選で15人に700台湾元(約2,560円)の台中花博入場チケットがプレゼントされる。このほか花博期間中、同パビリオンでは入場者自ら「三角積木」を組み立てるイベントや、積み木創作の設計コンテストが実施される予定だ。