ニュース 電子 作成日:2018年11月1日_記事番号:T00080143
中国・天風国際証券(TFインターナショナル・セキュリティーズ)の著名アナリスト、郭明錤氏が31日に発表したレポートによると、消費者向け電子機器用の低容量積層セラミックコンデンサー(MLCC)は一部製品で価格下落が始まっており、同製品を主に供給する台湾メーカーは今後2年間、成長が抑制される恐れがある。1日付経済日報が報じた。
郭氏は価格下落の原因として▽スマートフォンの出荷鈍化▽米中貿易戦争による消費者マインド悪化▽MLCCメーカーの生産拡大──を挙げた。
郭氏はさらに、MLCCメーカーの多くが5世代移動通信システム(5G)向けの需要を期待していることについて、5G対応スマホの出荷が拡大するのは2021年以降になる見通しで、19~20年は5G対応スマホ向けのMLCC需要は限られると指摘。また、スマホのスペック向上で需要が増えるのは高容量MLCCのため、大きな恩恵を受けるのは日本、韓国の高容量MLCCメーカーだと予想した。
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は、米中貿易戦争と景気後退の影響を受けているが、受動部品の産業構造は健全化していると指摘した。
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