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HTCと加クイーンズ大など、VR医療訓練施設で提携


ニュース 医薬 作成日:2018年11月1日_記事番号:T00080151

HTCと加クイーンズ大など、VR医療訓練施設で提携

 スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)はこのほど、カナダのクイーンズ大学および医療シミュレーションなどを手掛けるフランスのSimforHealth社と提携を結んだ。クイーンズ大学内にバーチャルリアリティー(VR)技術を活用して研修医が医療シミュレーション訓練を受けることができる施設を共同で開設し、来年1月に供用を開始する。1日付経済日報が報じた。

 クイーンズ大に設置する施設で、HTCのVR対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「Vive」とSimforHealthがVive向けに開発した医療トレーニング用ソフトウエア「MedicActiV」が使用される。研修医は安全なシミュレーション環境下で豊富な治療経験を積むことができる。実際の手術におけるリスク低減につながるため、将来的に世界各地の医療研修機関で導入が進む可能性がある。

 市場調査会社によると、ヘルスケア分野でのVR応用に関する年産額は、2023年までの年平均成長率(CAGR)が54.5%に上り、25年時点で51億米ドルと予想されている。