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人民元両替、売買とも7月に開放か


ニュース 金融 作成日:2008年6月10日_記事番号:T00008017

人民元両替、売買とも7月に開放か

 
 中央銀行は9日、台湾銀行、土地銀行など大手銀行の幹部を招いて会議を開き、人民元両替開放について議論を交わした。関係者によると、中央銀はこれまで主張してきた「人民元の買い取りのみ」から、「双方向売買」開放の方針に傾いており、7月にも業務が開始される見通しとなっているという。10日経済日報が報じた。

 中央銀は同日、各銀行に対し、7月の両替解放時に十分な人民元の現金供給が行えるよう、速やかに香港上海匯豊銀行(HSBC)およびバンク・オブ・アメリカ(BOA)と「人民元売買契約」を結ぶよう指示した。

 金融業界関係者によると、各銀行は人民元の現金を十分に確保しておらず、開放当初は両替学を制限するなど対応策が講じられるとみられる。

 また、数年前から沿岸部で台湾元両替業務を行っている中国銀行(中国)は、相当量の台湾元の現金を保有しているとみられる。しかし同行が保有する台湾元の多くは旧札と考えられ、中央銀は、中国が台湾を訪問する観光客に対し旧札による消費を奨励する可能性があるとみており、台湾銀行にそうした場合には旧札回収に当たるよう準備を促した。