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太陽電池のTSEC、輸出から内需志向に転換


ニュース その他製造 作成日:2018年11月2日_記事番号:T00080176

太陽電池のTSEC、輸出から内需志向に転換

 太陽電池メーカーの元晶太陽能科技(TSEC)は、景気の悪化を受けて、業務の中心を太陽電池の輸出から、台湾市場へのモジュール販売に転換している。その効果が出て、10月連結売上高は3億1,800万台湾元(約11億7,000万円)と前月比88%増加した。台湾市場向けの販売割合が9割以上を占める。蘋果日報電子版が報じた。

 台湾の太陽電池モジュール市場は比較的利潤が保たれており、TSECは大型発電所との提携によって出荷先を拡大する一方、台湾の地理的特性に合わせて耐塩害性、耐熱性が高く、高湿度環境に適したモジュール「神盾」シリーズを開発した。現時点で台湾で唯一、海水に漬けるテスト、およびゼロ汚染テストに合格したモジュール製品だ。

 モジュール出荷は、屏東モジュール工場が5月より量産を開始したことで毎月拡大している。第4四半期からは地面設置型の大型発電所向けの出荷も始まっており、10月のモジュールの売上高構成比は85%と、年初の14%から大幅に高まった。