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台南市長選、民進・国民党候補が訴訟合戦


ニュース 政治 作成日:2018年11月2日_記事番号:T00080183

台南市長選、民進・国民党候補が訴訟合戦

 民進党立法委員で台南市長選挙の同党公認候補、黄偉哲氏(55)が2015年にダイソーによる福島第1原子力発電所周辺5県の食品の台湾への輸入・販売をめぐって口利きを行い、巨額の賄賂を受け取ったと告発された問題で、黄氏は先ごろ、誹謗(ひぼう)中傷に当たるして国民党公認候補の高思博氏(50)と無所属候補の蘇煥智氏(62)を提訴した。これを受けて高氏も1日、黄氏を誣告(ぶこく)罪で告訴し、訴訟合戦に発展している。2日付蘋果日報が報じた。

 今年4月、ダイソーが東日本5県産の食品を輸入・販売したことで輸入禁止処分を受けていた期間、輸入申請書類の内容を偽って輸入を続けていたことを告発した第2野党・時代力量の黄国昌立法委員は、黄氏と元立法院事務室主任の曽碧珠氏がダイソーのために口利きを行ったと指摘していた。

 これに対し黄氏は複数回にわたり、不当な利益は得ていないと潔白を主張しており、今回再度、疑惑が指摘されたことについて「奇妙だ」とコメント。国民党は政治力を使って司法や選挙の結果に影響を及ぼそうとしていると批判した。

 同問題については高氏と蘇氏のほか、別の無所属候補、林義豊氏(70)も黄氏を批判、民進党に対し党からの除名と立候補取り下げを行うよう提言している。