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翼が折れた鳳凰、見事な復活劇


ニュース 社会 作成日:2018年11月2日_記事番号:T00080186

翼が折れた鳳凰、見事な復活劇

 台湾のあめ細工愛好家、倪芸蔆さん(34)がこのほど、韓国で行われた「コリア・ワールド・フード・チャンピオンシップ」に出場し、鳳凰が力強く翼を広げるさまを表現した重さ18キログラムの作品「浴火鳳凰」で見事金メダルを勝ち取った。2日付蘋果日報が伝えた。

/date/2018/11/02/18korea_2.jpg「浴火鳳凰」。金メダルにふさわしい見事な出来栄えだ(フェイスブックより)

 実はこの作品は直前にとんだ災難に見舞われていた。台湾の桃園国際空港で作品が入ったアクリルケースの安全検査を受けた際、運搬担当者のミスで翼の部分が折れて、作品が破損してしまったのだ。

 倪さんは故意の破損ではなかったとして、担当者を責めることなく韓国入り。香港から競技に参加した選手から道具を借り受け、ホテルで一昼夜かけて作品の修復に取り組んだ。ただ、使い慣れない道具だったことに加え、時間も足りず、修復が80%しか完了していない段階で競技に出品するしかなかった。

 倪さんは入賞をあきらめかけていたが、作品が展示されると、大きな注目を集め、金メダルを受賞してしまった。倪さんは「信じられない。予想外のことだ」と大喜びしたということだ。