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高血圧薬にまた発がん性物質、食薬署が回収命令


ニュース 医薬 作成日:2018年11月5日_記事番号:T00080198

高血圧薬にまた発がん性物質、食薬署が回収命令

 衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は2日、市販されている高血圧症治療剤「平圧妥膜衣錠(300ミリグラム)」に、発がん性があるとされる物質「N-ニトロソジエチルアミン」を添加したインド製の原薬が使用されていることが判明したため、業者に1カ月以内の回収を命じるとともに、医療機関や薬局に対し、該当する治療剤を直ちに撤去するよう通知したと発表した。3日付聯合報が報じた。

/date/2018/11/05/09medicine_2.jpg平圧妥膜衣錠(300ミリグラム)。4万5,000箱が回収対象となった(2日=中央社)

 「平圧妥膜衣錠」は新薬開発会社の健亜生物科技(ジェノベイト・バイオテクノロジー)が生産しており、インドのオーロビンド・ファーマから調達した、N-ニトロソジエチルアミンを添加した原薬「イルベサルタン」を使用していたことが判明した。該当する治療剤は126万1,428錠に上った。

 台湾では今年7月にも、市販されている高血圧症治療剤6種に、発がん性があるとされる物質「N-ニトロソジメチルアミン」を添加した中国製の原薬が使用されていることが判明し、食薬署が業者に回収を命じていた。