ニュース 政治 作成日:2018年11月5日_記事番号:T00080212
選挙戦終盤を迎えた高雄市長選で国民党の韓国瑜候補の勢いが止まらない。中国時報を中核とするメディア大手、旺旺中時媒体集団による最新の世論調査で、韓候補の支持率は45.3%に達し、民進党の陳其邁候補の36.2%を大幅にリードした。5日付中国時報が伝えた。
韓候補(中)に対しては、過去の不祥事などから市長としての資質や能力を疑問視する指摘も増えているものの、選挙戦に影響を与えるには至っていないようだ(3日=中央社)
また、「誰が当選しそうか」を尋ねた設問でも、韓候補の当選を予想する回答が42.4%となり、初めて陳候補の37.7%を上回った。このまま推移すれば、民進党はこれまで大票田だった高雄市で1998年から守り続けた市長の座を国民党に譲り渡すことになる。
支持政党別では、韓候補は国民党支持層から92.8%の圧倒的支持を集めた。特定の支持政党を持たない無党派層でも、韓候補は44.4%の支持率で陳候補の15.4%を大きく引き離した。年齢層別では60歳未満で韓候補がリードし、特に韓候補の支持率は40~49歳で56.9%、30~39歳で51.2%に達した。
世論調査は11月1~2日に実施され、1,009人から有効回答を得た。
高雄市長選では、高雄市から北部への人口流出、いわゆる「北漂」の問題が焦点の一つだが、同日付自由時報によると、劣勢の陳候補は4日、韓候補が高雄市の人口を現在の277万人から10年以内に500万人に増やすと発言していることを「ほらの吹き過ぎだ」と批判。その上で、「韓候補は廟(びょう)に出向き、もし実現できなければ、財産や(韓候補が雲林県に設立した)『維多利亜貴族学校』を全て寄付すると誓いを立てなければならないのではないか」と発言した。
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