ビジネス・プロセス・アウトソーシング（ＢＰＯ）を展開するトランスコスモス（本社・東京都渋谷区、奥田昌孝社長）の100％子会社、台湾特思爾大宇宙（トランスコスモス台湾）はこのほど、新北市板橋区にコンタクトセンター「江子翠センター」を開設した。台湾の▽製造▽メディア▽電子商取引（ＥＣ）▽旅行▽金融──などの企業向けに、電話やチャットによるカスタマーサービスのアウトソーシングを提供する。
トランスコスモス台湾の植田克郎総経理（中）は、人、人工知能（ＡＩ）、データを融合したデジタルコンタクトサービスを提供していると述べた（トランスコスモスリリースより）
江子翠センターでは、▽インバウンドサービス（受注受付、アフターサポート、リコール対応）▽アウトバウンドサービス（テレセールス、調査）▽チャットサービス──などを提供。中国語、台湾語、日本語、英語で対応する。座席数は190席で、2023年までに1,000席規模への拡大を目指す。
トランスコスモスは、アジアを中心に31カ国・地域の172拠点でサービスを展開。16年９月にトランスコスモス台湾を設立し、台湾市場向けにデジタルマーケティングやＥＣなどのサービスを提供してきた。同社は、今後日本や世界各国・地域でのセンター構築・運営ノウハウを生かした品質管理・セキュリティー対策を行い、台湾市場に合わせたコンタクトセンターサービスを提供していくと説明した。
