ニュース 金融 作成日:2018年11月7日_記事番号:T00080249
シティバンク(花旗銀行)で顧客がシステム上の不具合を利用し、クレジットカードで1カ月間に6,300万台湾元(約2億3,000万円)もの決済を行い、銀行側が債権を回収できなくなっていることが分かった。金融監督管理委員会(金管会)は同行の内部管理に問題があったとして、250万元の罰金処分を下した。7日付自由時報が伝えた。
問題の顧客のクレジットカードは利用限度額が本来は60万元だった。同行には顧客がクレジットカード口座に事前に資金を払い込むことで利用限度額を引き上げられるサービスがあるが、顧客がこの仕組みを利用したところ、システムの不具合で利用限度額が無制限に設定されてしまっていた。
問題の顧客は今年5月から6月にかけ、600件以上の高額消費を繰り返したが、システムは異常を認識できなかった。銀行側は発覚後、直ちに金融当局に報告するとともに、捜査当局に通報した。
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