ニュース 政治 作成日:2018年11月7日_記事番号:T00080258
高雄市長選に国民党から出馬している韓国瑜候補が雲林県斗六市に設立した私立学校「維多利亜(ビクトリア)双語学校」が、国有地を安値で借り受けたのは「特権」に当たるとする指摘が浮上した。7日付自由時報が伝えた。
韓候補は「どうでもよい話が本当に多い。公明正大な選挙を望む」と表明した(6日=中央社)
民進党の鄭宝清立法委員によると、韓候補が設立し、妻の李佳芬氏が経営する維多利亜双語学校は、1999年から台湾糖業(台糖)より国有地を借り受けているが、借地料は月額で1坪当たり8台湾元(約30円)という安値だという。鄭立法委員は「国民党の絶対権力時代から残る特権だ。行政は積極的に介入して調査すべきだ」と主張した。
維多利亜双語学校は1万8,010坪の敷地を年間172万元で借り受けているという。地元でも学費が最も高い学校として知られ、選挙戦では「貴族学校」としてしばしば取り上げられてきた。
民進党のライバル候補、陳其邁候補は「韓候補は明確に説明すべきで、韓候補自身が回答すべきだ」と批判した。
このタイミングでの疑惑指摘が選挙戦終盤のネガティブキャンペーンの一環である点は否めない。韓候補は「全て台糖による土地借地契約規定に基づいており、手段を選ばない攻撃は耐えられない」とコメント。台糖も「借地料は申告地価の10%であり、法律に従って処理しており、特権を与えてはいない」と疑惑を否定した。
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