ニュース 電子 作成日:2018年11月8日_記事番号:T00080272
7日発売の週刊誌『鏡週刊』の報道によると、受動部品台湾最大手の国巨(ヤゲオ)が、世界最大手の村田製作所が小型の積層セラミックコンデンサー(MLCC)に注力することによって生じる、中大型MLCC需要を見込み、台湾での新工場の建設を決定した。米中貿易戦争に対するリスク分散も意図する。高雄に用地を求め、投資額は100億台湾元(約370億円)を上回ると観測されている。
8日付工商時報によると、ヤゲオの広報担当者は同報道にコメントしなかった。ヤゲオは、今年第1~3四半期に295億6,100万元の利益を上げており、流動資産も約360億元に上るため、資金面で新工場建設に問題はないとみられる。業界からは一度に100億元でなく、段階的に投じられるとの見方が出た。
『鏡週刊』の調査によると、村田製作所は2,500に上る品番の製品受注を来年3月で打ち切り、2020年3月以降は出荷しないと顧客に通知しているという。業界では、ヤゲオが高雄で生産するのは、大型の大容量規格、自動車用一般規格を含む製品になるとみられる。
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