ニュース 機械 作成日:2018年11月8日_記事番号:T00080284
工業技術研究院(工研院、ITRI)は7日、台中市で同日開幕した工作機械の展示会、台湾国際工具機展(台湾国際マシンツールショー、TMTS)で、世界初をうたう、工作機械と5軸のロボットアームを同時にコントロール可能な制御装置「ロボット・インサイド」など、政府が重点的に取り組む産業振興政策「5プラス2産業創新計画」の一つ、「スマートマシン」に関する成果を一挙に発表した。8日付経済日報が報じた。
ロボット・インサイドにより、自動車のタービンブレードや自転車のハブの生産で、設備投資コストを半分にできる(工研院リリースより)
工研院はまた、製造工程が複合化する趨勢(すうせい)を受けて、旋盤加工とフライス加工を一度に制御可能なソリューションも発表。加工物の表と裏を同時に加工できるため、効率が50%向上する。なお、今回発表した技術は、航空宇宙、自動車・バイク、自転車、精密機械部品などさまざまな産業に応用が可能だという。
工研院・智慧機械科技中心(スマートマシン科技センター)の陳来勝主任は、スマート製造(スマートマニュファクチャリング)は多品種少量生産、生産のスピードアップ、生産周期の短縮を可能にし、労働力不足の解消につながるため、大きな商機が見込めると指摘。同院は近年、台湾域内の工作機械メーカーに先進技術を提供して事業転換に協力していると説明した。
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