ニュース 建設 作成日:2018年11月8日_記事番号:T00080285
オフィスビル「台北金融中心」(台北市敦化北路)で葬祭大手の龍巌集団が保有する4フロアと33台分の駐車場の売却入札が7日までに行われ、生命保険の新光人寿保険が20億735万台湾元(約77億円)で落札した。入札には生保4社が参加した。落札価格から算出した賃貸収益率は年2.345%となる。8日付工商時報が伝えた。
龍巌集団はまた、忠孝東路と延吉街の交差点に位置する「太平洋商業大楼」の入札も実施する予定だったが、入札ではなく、価格交渉による売却に方針転換したため、入札は中止された。
新光人寿が落札したのは1階の一部、2階全体、8、9階の一部と駐車場。現在は1階にDBS銀行(星展銀行)、2階にゼロックス、8、9階にはプラダなどが入居している。
所有権移転後、台北金融中心の区分所有権比率は、3~7階、10階、13~14階を保有する国泰人寿保険(キャセイ・ライフ・インシュアランス)が56%でトップで、新光人寿は17%を保有する2位オーナーとなる。
新光人寿は今年5月、台北市杭州北路で地上権を落札しており、今回の落札分と含め、年初来の不動産投資額は37億7,500万元となった。業界では高雄MRT(都市交通システム)凹子底駅の地上権を獲得した富邦人寿保険に次ぐ2位とみられている。
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