ニュース 商業・サービス 作成日:2018年11月8日_記事番号:T00080286
シネマコンプレックスチェーン、美麗華娯楽影城(ミラマー・シネマズ)の黄世杰前董事長は7日、親族間の商標権争いを打開するため、美麗華ブランドを一族に返上し、個人で新会社「美麗新娯楽」を立ち上げ、新ブランド「美麗新」で事業を展開していくことを明らかにした。8日付工商時報が伝えた。
美麗新ブランドの立ち上げを発表する黄世杰氏。内紛終結への一歩となるのか注目される(7日=中央社)
黄世杰氏は美麗新ブランドのシネコンを新北市淡水区の商業施設「淡海美麗新広場」に12月13日にオープンする。面積は3,000坪で9スクリーン、定員は1,992人。
黄世杰氏は、美麗新娯楽はショッピングモールの大直美麗新広場(Mマックス・ニュー・スクエア)、大直皇家影城などで構成され、系列シネコンは43カ所になると説明。将来的には100カ所を目指すとした。
美麗華集団では創業者の黄杏中氏が2015年に死去した後、4人きょうだいの次男、黄世杰氏がグループの主要事業を独占したことで、親族間の争いに発展。黄世杰氏は今年3月に美麗華影城の董事長を解任され、その後も美麗華ブランドをめぐる商標権争いが続いていた。黄世杰氏は長兄の黄世昌氏が総経理を務めるショッピングセンター、美麗華百楽園(ミラマー・エンターテインメント・パーク)の役員改選が来年6月に迫る中、親族間でグループ内の担当事業の線引きについて和解を目指す意向とみられる。
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