ニュース 電子 作成日:2018年11月9日_記事番号:T00080295
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は8日、高雄市大寮区の大発工業区で積層セラミックコンデンサー(MLCC)の新工場用地を取得することを決定した。総投資額は3年間で100億台湾元(約370億円)。村田製作所が受注を取りやめるとされる中大型規格の製品、および車載用の高単価製品を生産する予定だ。9日付経済日報などが報じた。
新工場の敷地面積は6,300坪、延べ床面積は1万6,000坪。土地取得に7億9,000万元を投じる。
MLCC市場は非需要期入りや米中貿易戦争の影響で当面の需要は落ち込んだが、長期的な需要は健在だ。ヤゲオは年内に月産能力が500億個に達するが、2019年末に600億個、20年末には700億個へと約40%拡大させる方針だ。一方、チップ抵抗器は年内に月産能力1,200億個に達するが、その後は生産拡大を見送る方針だ。
ヤゲオは中国・江蘇省蘇州の工場を主要な生産拠点とする他、広東省東莞、高雄に工場を抱える。台湾での生産拡大は、米中貿易戦争に対するリスク分散策でもある。
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