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リチウムイオン電池の興能高、昆山工場で生産能力拡充へ


ニュース 電子 作成日:2018年11月9日_記事番号:T00080296

リチウムイオン電池の興能高、昆山工場で生産能力拡充へ

 リチウムイオン電池メーカー、興能高科技(SYNergy ScienTech)は来年、中国・江蘇省昆山市の工場でリチウムイオンポリマー電池の月産能力を現在の360万個から560万個へ約50%拡充する。ウエアラブル(装着型)端末の普及が進む中、同社では来年3月まで受注見通しが立っており、生産ラインが既にフル稼働となっている。9日付工商時報が報じた。

 1997年創業の興能高はブルートゥースイヤホンやウエアラブル端末向けに小型リチウムイオン電池を生産している。中国の新能源科技(アンペレックステクノロジー、ATL)と天津力神電池がライバルだが、2社は携帯電話向けを主力としており、生産ラインが小型カスタマイズ製品に適していないこと、および安全性の問題から、小型リチウムイオン電池市場における興能高のシェアは20%に達している。また、粗利益率も長年にわたり携帯電話用電池メーカーを上回る、20%以上を維持している。

 興能高は昨年、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)からウエアラブル端末およびブルートゥースイヤホン用電池の受注を獲得。中国向け売上高構成比が従来の1%から7%に拡大した。