ニュース その他製造 作成日:2018年11月9日_記事番号:T00080307
工業用紙大手、栄成紙業は8日、雲林県内の9区画の用地を関連会社の宝隆国際から9,200万台湾元(約3億4,000万円)で取得すると発表した。既存の雲林紙器工場の拡張が目的で、今後の設備購入を含め投資総額は3億元を見込む。ただ、詳細なスケジュールは詰めていない。9日付経済日報が報じた。
同社の台湾での紙器年産能力は3億6,000万平方メートルで、正隆(CLC)、永豊餘集団に次ぐ台湾3位だ。将来、新工場が完成すれば生産能力が約3割、年間1億1,000万平方メートル増加する。
鄒永芳副総経理は、同社は川上の工業用紙では既に一定の市場規模を確保したため、次は紙器市場でシェア拡大を目指すと狙いを説明した。中国に進出した台湾企業(台商)のUターン投資が話題を集めているが、鄒副総経理は、同社は2015年より台湾投資を拡大しており、今回の用地購入も米中貿易戦争とは関係ないと説明した。台湾への累計投資額は46億元に上る。
同社は中国でも紙器生産を強化しており、荊州紙器工場(湖北省)が今年7月に生産を開始。投資額2億4,000万人民元(約39億4,000万円)の武漢紙器工場(湖北省)も来年上半期に生産に入る予定だ。
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