遠東集団（ファーイースタン・グループ）傘下の百貨店大手、遠東そごうの台北市内の忠孝館、復興館、敦化館で８日、周年慶（創業祭）セールがスタートした。アップルのスマートフォン最新機種や化粧品などが盛況で、初日の売上高は11億台湾元（約41億円）。汪郭鼎松総経理は、１時間に１億元の売り上げたと語った。セール期間中の売上高は、前年比１%増の63億元を目指す。９日付中国時報などが報じた。
化粧品の特価セットは毎年人気で、忠孝館では今年、前年の２倍の数量を用意した（８日＝中央社）
忠孝館と復興館では今回のセール中、アップルのスマホ「iPhone」指定機種購入に対し、最高14%の割引に相当する最高6,000元分の商品券を進呈。ある男性はガールフレンドへのプレゼント用に「iPhone XS（テン・エス）」を購入しようと、午前２時半から忠孝館で行列の先頭に並んだ。また復興館でも用意した「iPhone XS Max（テン・エス・マックス）」80台が午前11時の開店とほぼ同時に売り切れた。
忠孝館では初めて、化粧品セットの購入者に100元商品券を進呈。また、午後７時半から化粧品の特価セットを30組限定で販売した。
遠東そごうの黄晴雯董事長は、今年の周年慶セールの売上高目標について台湾全店舗で前年比約２％増の108億元を目指すと語った。
