ニュース 電子 作成日:2018年11月12日_記事番号:T00080322
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が9日発表した10月連結売上高は1,015億5,000万台湾元(約3,760億円)で前月比7%増、前年同月比7.4%増、過去2番目の高水準だった。7ナノメートル製造プロセスで、アップル、クアルコム、ザイリンクスなど大口顧客への出荷が増加したためだ。10日付工商時報が報じた。
サプライヤーによると、TSMCは第4四半期に入り、アップルがスマートフォン新機種、iPhone XS(テン・エス)シリーズとiPhone XR(テン・アール)に搭載した新プロセッサー「A12」や、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)のプロセッサー「麒麟980(Kirin 980)」など、ハイエンドのスマホ向けの需要が増加したようだ。
また、ザイリンクスが今年上半期に発表した集積型演算処理装置「適応型演算アクセラレーション・プラットフォーム(ACAP)」も、TSMCが7ナノプロセスで第4四半期に量産を開始したとみられる。
証券会社は、TSMCの7ナノプロセスの第4四半期出荷比率は20%まで拡大すると予測した。ザイリンクスやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、クアルコムからの受注で、来年第1四半期まで強い需要が見込まれる。
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