ニュース 電子 作成日:2018年11月12日_記事番号:T00080323
12日付工商時報によると、受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は、主な生産拠点とする中国・江蘇省の蘇州工場で9月下旬から減産を実施しており、現在は稼働率が50%に低下、さらに12月には30~40%に下がるの観測が出ている。最終製品の需要が弱まり、電子機器の受託メーカーや受動部品の販売業者で在庫水準が高まっていることが要因とされるが、観測についてヤゲオはコメントを控えている。
受動部品は今年3~4月、川下の受託メーカーの生産ラインが停止するほどの供給不足となり、価格が大幅に上昇した。しかし約半年が経過した現在、川下では受動部品の在庫が積み上がり、処分に苦慮する事態となっているケースも出ているとされる。
プリント基板(PCB)業界関係者は、第3四半期は需要期で、GPU(グラフィックスプロセッサー)の新製品も発売されるが、前世代のGPU価格に下落が見られず、市場の購買意欲が低迷しているため、受動部品の調達を控えていると指摘した。この他、インテル製プロセッサーの供給不足が来年半ばまで続くと予想される中、パソコンのブランドや受託メーカーも受動部品調達を控えているとみられる。
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