ニュース 商業・サービス 作成日:2018年11月12日_記事番号:T00080334
アマゾン・ドット・コムが今年末から来年明けにも台湾向け電子書籍ストアを開設するとの観測が出版業界で伝えられている。観測によると、まず台湾域内の複数の大手出版社と提携を結ぶ方針で、既に電子書籍ストアのテストを実施しているほか、電子ブックリーダー「キンドル」の一部を繁体字中国語入力に対応させるという。12日付工商時報が報じた。
台湾では現在、▽Google Playブックス▽楽天Kobo▽博客来▽Readmoo読墨▽Pubu──といった電子書籍ストアがサービスを展開しており、ここ2年ほどで市場が活性化している。ただ、書籍販売市場全体の生産額約180億台湾元(約670億円)に占める電子書籍の割合は約4%、7億元余りにすぎない。
市場が小さいにもかかわらず世界的な業界大手が進出に意欲を示す理由について時報出版の趙政岷董事長は、「繁体字中国語は世界で数億人が利用する重要な言語体系で、台湾はその中心地となっているため」などと説明した。
アップルの電子書籍プラットフォーム「アップル・ブックス」(旧iBooks)は3~4年前に台湾向けストアの開設を検討したが最終的に計画を中止した。今回、アマゾンの台湾進出が実現すれば、アップルも追随する可能性がある。
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