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奇美集団、今年の売上高は30%以上成長へ


ニュース 電子 作成日:2008年6月10日_記事番号:T00008034

奇美集団、今年の売上高は30%以上成長へ

 
 奇美電子(CMO)のパネル生産能力拡張に伴い、奇美集団傘下のパネル材料メーカーが急速に売り上げを伸ばす中、何昭陽同社総経理は、「今年グループ全体の売上高は昨年比30%増の6,500億台湾元(約2兆2,800億円)を超える」という見通しを示した。10日付工商時報が報じた。
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 何総経理は、「台湾のパネル産業において最大の競争力を備えるには、全体の70%を占める材料のコストダウンが鍵となる」と語る。奇美電は近年、材料の域内調達を進め、上下流で綿密な計画の下、大小50社以上に出資を行っている。その結果、傘下子会社は台湾メーカーへの供給だけでなく、海外市場も開拓できるほどの競争力をつけているという。

 グループの親会社である奇美実業はプラスチック化学材料における実力を生かし、液晶パネル導光板に進出して、シェア40%以上を持つ世界最大手に成長した。冷陰極蛍光ランプ(CCFL)の啓耀光電(GIOオプトエレクトロニクス)は単月売上高が3億元に成長し、年末までに総生産能力は2,000万本に達するという。また奇美材料科技の生産する偏光板は現在2本の生産ラインで生産能力限界まで稼働させており、5月の売上高は9億8,700億元で単月の黒字転換を果たした。