ニュース 社会 作成日:2018年11月12日_記事番号:T00080344
中華圏で11月11日は「独身の日(光棍節)」と呼ばれ、台湾でも近年、独身者向けのセールが実施されるなど徐々に浸透している。そんな中、従来、一人身では難しかった結婚写真の撮影、同情の目で見られがちだったコンサートも最近では独身者を対象としたサービスや企画を積極的に取り入れており、「おひとりさま」の楽しみ方が広がっているようだ。
結婚写真の撮影を手掛ける凱洛琳婚紗(桃園市)では今年から独身者を対象とするプランの提供を開始したところ、予想を上回る反響を受け、売上高の20%を占めるほどに至った。黄朝政副総経理によると、独身者プランの利用者は30歳以上の女性が多く、親しい友人同士で来店し、それぞれが美しいウエディングドレスを着て幸福そうな自身の姿の写真を撮影してもらって楽しむのだという。
また、1990年生まれの芸術家、倪瑞宏(28、女性)さんは、「自分自身に嫁ぎたい写真集」を製作するアートプロジェクトを2年前より推進しており、インターネット上でモデルを募集。これまで男性1人を含む独身者50人の「結婚写真」を撮影した。
彼女によると、台湾人女性の多くは「一生に一度はウエディングドレスを着てみたい」という夢を持っており、プロジェクトの参加者たちは、新郎がいなくても結婚写真の撮影を楽しんでいたように見えたという。こうした女性たちは、屋外で1人でウエディングドレス姿となり、カメラの前に立つ姿を他人に見られることを気にすることはないそうだ。
また、たった1人でコンサートを聞きに行くのは「さびしい」と考えられがちだが、国家音楽庁(台北市)では10日、独身者向けに演奏曲を設定したバイオリン・コンサート「単身快楽-1×1的幸福音楽会」を開催。チケット販売は好調で、しかもほとんどが1枚単位で売れたという。同庁では今後も、独身者が1人でも芸術を楽しめるプログラムを提供したいとコメントした。
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