ニュース 電子 作成日:2018年11月13日_記事番号:T00080353
中国・天風国際証券(TFインターナショナル・セキュリティーズ)のアナリストでアップル製品の動向分析で知られる郭明錤氏は12日発表したレポートで、アップルが10月26日に発売したスマートフォン、iPhone XR(テン・アール)の第4四半期~2019年第3四半期の出荷台数見通しを7,000万台へと、10月15日の前回予測(1億台)より30%下方修正した。13日付経済日報などが報じた。
郭氏は下方修正の理由として▽米中貿易戦争の影響▽価格が高いこと▽中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の旗艦スマホ「Mate 20」との販売競争──を挙げた。
今年第4四半期のiPhone XR出荷見通しは3,000万~3,500万台へと30~35%下方修正し、来年第1四半期は2,000万~2,500万台へと25~30%下方修正した。
iPhone全体の第4四半期出荷見通しは、旧機種の値下げやiPhone XS(テン・エス)シリーズが支えるとして、7,500万~8,000万台の前回予測を維持したが、来年第1四半期は4,700万~5,200万台へと15~20%下方修正した。
アップル関連株、下落
郭氏は、iPhone XRのサプライヤーではフレキシブルプリント基板(FPC)大手の嘉聯益科技(キャリア・テクノロジー)への影響が大きいと指摘した。
ただ、嘉聯益は、第4四半期の業績見通しを依然楽観視しており、アナリストが指摘するような悪い状況ではないと強調した。
アップル株は12日の米国株式市場で前日比5%安となり、台湾のアップル関連株も13日、多くが下落した。加権指数は午前に200ポイント以上下落したが、9,775.84ポイントと前日比55.37ポイント(0.56%)安で引けた。
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