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食品大手の味全、埔心牧場を三立に売却


ニュース 食品 作成日:2018年11月13日_記事番号:T00080355

食品大手の味全、埔心牧場を三立に売却

 食品大手、味全食品工業は12日、酪農テーマパークの味全埔心牧場(桃園市楊梅区)とその周辺の土地を、メディアグループの三立集団に26億6,300万台湾元(約98億円)で売却することを董事会で決議した。13日付経済日報が伝えた。

 味全は「30年にわたり経営してきたが、飛躍的発展はなかった。ふさわしい買い手が現れたため、譲渡することを決めた」と説明した。売却益は約10億元を見込む。売却資金は中国での冷蔵事業の拡充に充てるとみられる。

 味全は今年7月、新北市三重区の旧工場の土地などをデベロッパーの茂徳機構に売却すると発表したばかりだ。

 埔心牧場は、1957年に政府の酪農産業政策に呼応する形で設置され、30年前に観光施設に衣替えした後、現在でも毎日1,000~1,100トンの牛乳を生産している。味全は台南市でも牛乳生産拠点として林鳳営牧場を保有している。