ニュース 電子 作成日:2018年11月14日_記事番号:T00080380
華碩電脳(ASUS)の沈振来(ジェリー・シェン)執行長は13日、米中貿易戦争、インテル製CPU(中央演算処理装置)の供給不足、同業との競争激化により、第4四半期の見通しは創業以来最低の20%にとどまっていると明らかにした。成長軌道の回復は来年第2四半期以降になるとみている。14日付経済日報が報じた。
同社は従来、3カ月先の出荷予測を常に把握していたとされるが、最近は顧客と販売網の掌握度が低下しているようだ。
沈執行長はまた、インテルはデータセンター向けにCPUを優先的に出荷しているため、デスクトップパソコンなどへのCPU供給不足は来年第2四半期になっても解消しないとの見方を示した。
同社が同日発表した第3四半期のブランド事業売上高は937億7,100万台湾元(約3,460億円)で、前期比16%増、前年同期比10%減となった。粗利益率は11.7%、営業利益率は2.4%で、共に2009年の和碩聯合科技(ペガトロン)の分社以降で最低となった。純利益は33億4,300万元で、前期比151%増、前年同期比43%減。
証券会社は、ASUSの第3四半期利益は予想を下回ったと指摘した。米中貿易戦争の影響で携帯電話とPC需要の低下が見込まれることから、今後の受注見通しも慎重視している。
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