ニュース 金融 作成日:2018年11月14日_記事番号:T00080390
金融監督管理委員会(金管会)が13日発表した統計によると、台湾資本の銀行の海外拠点約490カ所で1~9月に得られた利益は計474億8,000万台湾元(約1,750億円)で、前年同期比15.7%増加した。14日付経済日報が報じた。
国・地域別では多い順に▽香港、249億9,000万元(前年同期比32.01%増)▽米国、63億4,000万元(6.9%減)▽中国、40億4,000万元(15.43%増)▽日本、36億3,000万元(11.89%減)▽ベトナム、16億2,000万元(22.86%減)──。
金管会銀行局の荘琇媛副局長は、米国拠点はマネーロンダリング(資金洗浄)対策のシステム導入と人員投入の増加でコストが高まり、日本拠点は不良債権の回収があった昨年の反動で、それぞれ利益が前年同期を下回ったと説明した。
政府の新南向政策の対象18カ国・地域での1~9月利益は計63億4,000万元で前年同期比0.7%減少した。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国での利益が53億2,000万元と5.1%減少したことが響いた。
荘副局長は、新南向政策の対象国・地域は経済発展が始まったばかりのところが多く、銀行は現地拠点の開業時にシステム導入費用などコストがかさむと説明した。
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