ニュース 電子 作成日:2018年11月15日_記事番号:T00080404
インテルが第5世代移動通信システム(5G)モデムチップ「XMM8160」のリリース時期を2019年下半期へと半年早めると表明し、同チップ搭載機器が20年上半期に発売されると見通しを示したことを受け、アップルは20年に発売するスマートフォン「iPhone」新機種にインテルの5Gモデムチップを採用するとの見方が強まり、台湾積体電路製造(TSMC)と聯発科技(メディアテック)への影響が懸念されている。15日付経済日報が報じた。
iPhoneのモデムチップはこれまでインテルとクアルコムが供給し、アップルはチップ生産をTSMCに委託するよう求めていた。ただ、アップルはクアルコムと特許訴訟で争っており、5G対応iPhoneにインテルのモデムチップのみを採用することになれば、インテルが自社生産を選択して、TSMCは受注を失う可能性がある。
また、メディアテックも来年上半期に5Gモデムチップ「M70」を発売する予定で、iPhoneへの採用を目指しているとみられる。インテルが5G対応iPhoneにモデムチップを供給することになれば、メディアテックは受注機会を逃し、TSMCもメディアテックからの受注機会を失うことが懸念される。
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