ニュース 電子 作成日:2018年11月15日_記事番号:T00080406
友訊科技(D-リンク)が出資するネットワーク機器メーカー、友勁科技(カメオ・コミュニケーションズ)の李裔武営運長は14日の業績説明会で、9月に試験生産を開始した台南市の新工場について、米中貿易摩擦の激化を受けて同工場への発注先切り替えが増えていると語った。15日付経済日報が報じた。
友勁科技は中国における人件費上昇を受けて5年前に台湾製造回帰を検討し、台南工場は現在90%が完成している。将来的にはスマート製造や自動化倉庫、無人搬送車(AGV)を導入し、人件費を30%削減する計画だ。
同社は従来、コンシューマー向けネットワーク機器を主に手掛けてきたが、中国メーカーなどとの価格競争の影響を受け、売上高、粗利益率とも低迷する中、近年は法人向け、クラウドデータセンター向け製品の強化に取り組んでいる。李営運長は、来年第4四半期にクラウドデータセンター向けスイッチングハブの出荷を開始するとの見通しを示した。
同社の今年第1~3四半期売上高は前年同期比8.8%減の23億7,800万台湾元(約87億円)、粗利益率は8.72%、純利益は1億3,300万元だった。
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