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日本の安全証偽造のホタテ、高雄市の業者起訴


ニュース 農林水産 作成日:2018年11月15日_記事番号:T00080418

日本の安全証偽造のホタテ、高雄市の業者起訴

 日本から輸入した冷凍ホタテ貝を、高価格品と低価格品を意図的に混ぜ合わせた上で北海道の水産業者のブランドで販売し、その際に偽造した北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)の安全証紙を貼付していた高雄市の業者の男が、詐欺や食品安全衛生管理法違反の罪で先月起訴されていたことが分かった。15日付中国時報が報じた。

/date/2018/11/15/14hotate_2.jpg安全証紙まで偽造していたことから、消費者をだます意図は明白だったとみられる(14日=中央社)

 屏東地方検察署などの調べによると、高雄市の「昇洋行」の被告(43)は、日本から輸入した低価格の冷凍ホタテを、北海道浜頓別町の水産業者、門脇水産の「北海道オホーツク海産ホタテ貝柱1キログラム(生食・刺身用)」のパッケージに混ぜ、1キロ当たり50~100台湾元(約180~370円)のもうけを作り出す手口で1年以上にわたって1,100キロを販売し、合計71万元の不当利得を得ていた。

 被告は自身で偽造した安全証紙を貼付していたことについて、「違法とは知らなかった」と供述している。食品安全衛生管理法の不実表示の罪で4万元以上、400万元以下の罰金を科される可能性がある。

 被告が輸入した冷凍ホタテは9,000キロに上り、現時点で6,490キロが押収されている。衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA、食薬署)南区管理センターは、商品は低価格品も含めて全て合法的に輸入されており、食べても健康に問題はないと指摘した。