ニュース 電子 作成日:2018年11月16日_記事番号:T00080427
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は15日、第3四半期業績で、同社の生産設備がコンピューターウイルス「WannaCry(ワナクライ)」に感染して一時停止した影響で25億9,600万台湾元(約95億3,000万円)の損失を計上したことを明らかにした。16日付工商時報が伝えた。
何麗梅財務長は8月3日に起きたウイルス感染の直後、粗利益率への影響は約1ポイントと説明していた。同社が発表した同期粗利益は1,233億6,700万元、粗利益率は47%だったことから、1ポイントは26億2,000万元に相当し、実際の損失計上額は当初予想をやや下回った。迅速な対応により、感染から3日後に操業を正常化できたことで損失が抑えられた。
売上高は前期比11.6%増の2,603億4,800万元で、市場予測を上回った。事故への迅速な対応に加え、7ナノメートル製造プロセスによる量産、大口顧客からの受注増などが追い風となった。
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