ニュース 電子 作成日:2018年11月16日_記事番号:T00080434
近年スマートフォンの不振に直面してきた宏達国際電子(HTC)は、バーチャルリアリティー(VR)商品の世界展開で、第4四半期の業績回復を狙う。
VRを通じたモネの絵画視聴では、作品に描かれた仏ジヴェルニーのモネの旧居を実際に訪れる感覚を体験できる(HTCリリースより)
16日付電子時報によると、同社はVR関連のイベントを相次いで企画。仏オランジュリー美術館と提携し、印象派画家モネの絵画をVRで体験できるイベントを開催。また、高雄市政府と共同で設置した台湾最大のVR体験施設「KosmoSpot×VIVELAND」を10月下旬にオープンさせた。さらに、台北金馬影展(台北ゴールデンホース・フィルム・フェスティバル)と提携し、華人映画監督5人のVR映画を四大映画祭に出品する取り組みも発表した。
製品面では、一体型VRヘッドセット「VIVE Focus」を発売後、中国市場に加え、それ以外の市場でも展開を強化。台湾では年内にVIVE Focusの企業向けバージョンを発売するほか、企業向けVRソリューションを提供する。
企業向けVRソリューションは、VIVE Focusの企業向けバージョン、一体型プラットフォーム、開発ツール「VIVE Wave VR SDK」「VIVE Sync」などを組み合わせたものになる。企業向けVRソリューションの導入後、VIVE Focusは企業向けサービスプラン「VIVE Enterprise Advantage」と組み合わせて利用できる。
バーチャルリンク加盟
一方、HTCはこのほど、VRなどの開発者会議XRDCで、VR接続ケーブルの標準規格を制定するための企業連合「バーチャルリンク」に加盟すると表明した。
バーチャルリンクにはマイクロソフト(MS)、エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、バルブ、オキュラスなどが加盟しており、VRデバイス用の薄型ケーブルの共同化などを目指す。
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