ニュース 金融 作成日:2018年11月16日_記事番号:T00080443
中央銀行(中銀)は15日、台湾の市中銀行における人民元預金残高が10月時点で3,084億8,100万人民元(約5兆400億円)となり、約1年半ぶりの低水準になったと発表した。前月比70億3,500万元(2.23%)の減少で、4カ月連続の増加にピリオドが打たれた。16日付経済日報が伝えた。
年初来の人民元下落を受け、企業を中心に人民元預金を減らす動きが出ているためとみられる。人民元の対米ドルレートは過去約1年で4.91%下落し、10月だけで1.24%下落した。9月までは人民元下げ止まりへの期待感から預金額が増加していたが、一段安を受け、人民元預金を手仕舞う動きが出た。
中銀関係者は10月の人民元預金の急減について、「企業の人民元建て定期預金が減少した。電子メーカーが(米中台間での)三角貿易の代金支払いに充てたり、投信業者が海外株式投資に回したりする目的で海外へと送金を行ったことが主因だ」と分析した。
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