ニュース 社会 作成日:2018年11月16日_記事番号:T00080449
来週24日の統一地方選挙を控え、選挙戦がヒートアップしているが、候補者が知名度を上げるための戦略にも変化が見られる。特に台北市議会選挙の女性候補は若者の票を獲得しようと、市民に配布する選挙グッズや広報物の「アート化」を進めている。特に中正・万華選挙区はおしゃれでアートな選挙グッズ、広報戦略の激戦区となっている。
顔聖冠候補のアビーロード風ポスター。従来の選挙ポスターのイメージとは大きく異なり、かえって目を引く(顔候補フェイスブックより)
選挙グッズは候補者の名前と候補者番号を大きく印刷してアピールするのが昔からの定番だが、同区で立候補している社会民主党の許菡芸候補(女性、25)は、自分の名前は目立たせず、地元の観光名所「龍山寺」をデザインした布製のバッグを配布して注目を集めている。
民進党の顔聖冠候補(女性、50)は、ビートルズのアルバムに使用された有名な写真を真似て、地元の横断歩道を4人でわたる画像に「keep walking」と記したおしゃれな選挙ポスターを使用している。
同じ民進党の呉沛憶候補(女性、31)は、地元の歴史を整理することを政見の一つに掲げており、インターネット上にメディア形式のサイト「呉沛憶・陪你報報」を開設した。選挙対策本部のメンバーが選挙区内の企業、商圏、人物を取材して記事を作成、アップロードしている。
また士林・北投区に立候補した時代力量の黄郁芬候補(女性、28)は、プリント生地の人気ブランド「印花楽(in Blooom)」の協力を受けて、寄付金の額に応じて花をデザインした生地をプレゼント。松山・信義区で立候補した国民党の徐巧芯候補(女性、28)は、選対本部を開設した際、観葉植物の鉢植え500鉢を地元有権者に配った。
一方、大安・文山区から立候補した国民党の徐弘庭候補(男性、36)は自身が使用するバン型の選挙カーを作成できるペーパークラフトを配布して親子連れに人気を博すなど、多くの候補者がしゃれたアイデアを披露している。
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